このサギ野郎め！

日中に大きな鳥が庭の池に降りて来ていたとの家族からの報告を受け池を見に行くと、昨日まで餌をもらいに我よ我よと寄って来ていた鯉やヒブナたちが一匹も寄ってこない。
辺りには生臭い匂いが立ち込め、池の表面には生っぽい何かが漂っており、昨日までの心なごむ池から一瞬にして死の池に変貌していた
おーい、誰か居ないかーっ！助かったものは居ないのかーっ！　誰も出てこない・・・・　

これは皆が幸せに暮らしていた頃の画像。錦鯉が８匹とヒブナが数十匹いたのだが・・・　
（亀３匹は最近気温が下がったせいで姿をあまり見ていないのだが、たぶん無事だろう。）


二階の窓から近所を見回すと、居ました犯人が！
近所の屋根に陣取って、念には念を入れて池の様子をうかがっている。
実は以前にも池の魚を全てサギに食べられた事があるのだ・・・
おのれ、このサギ野郎！またお前か！（メスかも知れないが・・・）

倉庫に眠っている、学生時代に買ったエアーガンのライフルを持ち出して撃ってやろうか！
いやいや、銃を乱射している変なオヤジが居るなんて通報されてもいけないし・・・
おもちゃのエアーガンとはいえ、鳥を撃ったりすると違法なんだろうなーなんて考えちゃって何もできずに泣き寝入り・・・

パソコンにサギの画像を取り込んで見ていて気がついたのだが、錦鯉８匹を飲み込んだにしてはお腹が膨れていない様な？
もしかして、うまく隠れて生き残った者が居るのかも！
そーっと池を覗きに行くと、おおっ！何匹か泳いでいる
しかし気配を感じるとすぐに水草エリアへ逃げ込んで出てこない。
昨日までのフレンドリーな鯉たちの姿はそこには無く、「もう誰も信じられない！」って感じになってしまっている様だ・・・
いったい何匹生き残ったのだろう？

とりあえず園芸用の網を池にかけようとしたのだが、サイズが足りずに池の一部しか守れないため、ホームセンターへ直行しサイズの大きなネットを購入し池にかぶせてみたのだが、網目が10cmほどあるため網目からの攻撃は可能かも知れない。

何日かして、元のフレンドリーな鯉たちに戻ってくれることを期待して、当分は誰も寄って来ない餌やりを続ける事にしよう。