瓶ヶ森登山 [お出かけ]
先日天候も良かったので、瓶ヶ森まであけぼのツツジを見に出かけてみた。
瓶ヶ森は標高1896mあり、西日本最高峰の石鎚山が1982mである事を考えると、結構な高さの山なのである。
写真は標高1700m付近のタンポポとあけぼのツツジ(遠くのピンク色の花)
当日(一週間ほど前)は、標高1700m付近がちょうど見頃でした。
いや~、苦労して山を登って見るあけばのツツジは最高ですね~
街のざわめきから解き放たれ、文明の力のおよばない大自然の中で鳥たちの歌を聞きながら自然と一体化する。
車も自転車も走らない、大自然の雄大さに身も心も洗われる。
山ってすばらしい。
来てよかった。
本当に。
ん!
えっ!
・・・・
・・・
・・
・
こ、ここ、1700m地点ですよね・・・
あ、あれ?
実は瓶ヶ森には舗装された瓶ヶ森林道が標高約1700m付近を寒風山トンネル横駐車場から土小屋駐車場まで横一直線に走っており、車で簡単に石鎚山や瓶ヶ森等の、この辺りに連立する高い山々へアクセスする事ができるのだ。
漂流人ももちろん車でやって来たのであった(^^;)
先ほどは嘘をついてごめんなさい(ペコッ)
それにしても、ここまで自転車で来るのはやはりすごいよ!林道に入ると横一直線だが、林道に入るまでは急勾配の山道を延々登って来なくてはならないのだから。標高1700mだよ!
Youtube 以前に瓶ヶ森林道を走った時の映像
瓶ヶ森登山口の駐車場に車を止めて、今日はこの様な景色の山を数キロだけ登る事になる。
標高的には残り200mないので、写真を撮りながらゆっくりと登る事にしよう。
さあ、出発!
しばらく歩いて足が疲れてきたために休憩を取ることにして立ち止まった。
その途端!!! あ、あ~っ・・・ 意識が遠のいていく~
熱い風呂から急に立ち上がった時の様な目まいがして倒れそうになった・・・
え、なぜ?こんな事初めてだ?座って休憩すると元に戻ったため、年かななんて考えながら登頂を再開する。
しばらく歩いて、そろそろ足も疲れてきたから休もうか。
あ、あ~っ、意識が遠のく~ な、なんで?
歩いている時はなんとも無いのに、足が疲れて立ち止まった途端に倒れそうになる・・・
休憩しながら考えた・・・ あ、もしかして、献血してから数日しか経っていないけど、そのせい??
これには困った・・・ 休憩しないと足が痛くなるし、休憩したら意識が遠のく・・・・
しかしもう後戻りはできない、行くぞ!
何度もこのパターンを繰り返しながら山を登った。(毎回、少しずつ状況は改善されました)
そもそも、これくらいの距離で何度も休憩しないといけない軟弱な足が問題なのかもしれないが、中年なので・・・
やった~!登りきったぞ~!
いや~、一時はどうなる事かと思ったが、なんとか登頂に成功した!
雲の切れ目から後光が差して、神も漂流人の登頂を祝ってくれている様だった。
瓶ヶ森からは、遠くしまなみ海道の来島海峡大橋も見ることができた!感動!
先ほどの後光が差していた方角に目を凝らすと、どうやら松山方面も見えている様だ。
ちょうど太陽の方向に松山前の海があり、オレンジ色に光り輝いてくれたため気がついたのだが、太陽の位置によっては気が付かなかったかも知れない。
東予地方から中予地方の松山近辺が見えるとは、本当にびっくりした!
*愛媛県は東予地方・中予地方・南予地方に大きく分けられ、地方間は山で隔てられている。
上記画像に、たぶんこうであろうと思われる地名等を入れてみた。クリックで拡大画像。
(県民にしか興味が無いネタですね・・・地名等間違っていたらごめんなさい)
登りは急なコースから登ったのだが、下りは緩やかなコースを通り、氷見二千石原と呼ばれるとても美しい風景を楽しみながら下山する事にした。
下山途中でカメラのビデオ機能での撮影を行った。
Youtube 氷見二千石原
映像最後に見える高い山が西日本最高峰の石鎚山
写真を撮ったり道草をしながらゆっくりと下山していたら、辺りはすっかり暗くなってきてしまった。
今回はとんだハプニングに見舞われて、一時はどうなる事かと思ったのだが、無事下山する事ができて本当に良かった。
献血一週間以内の無理な運動は気をつけましょう(^^;)